禁忌 其の壱
1.忌まれる行為
  (1)葬式の忌、死のけがれ
    墓参の途中で転ぶと早死にする(東北 関東 中部 近畿 中国)
    箸と箸のはさみっこ、竹箸と木箸を使う事を忌む(関東 中部 四国 九州)
    葬式の帰りに他家へ寄ってはならぬ(北海道 富山 石川 大分)
    葬式に会うと縁起が良い(山形) 悪い(北海道)
    葬式に鼻緒が切れると不幸が起こる(大分)
    野辺送りの帰りは 同じ道を通るものではない(宮城 兵庫)
    墓地で写真をとると 一番近い人が死ぬ(香川)
    道で数珠を拾うと早死にする(秋田)
    仏具は普段の日に買うものではない盆彼岸、命日などに買うものだ(東京)
    彼岸の中日に写真をとるものではない(栃木)
    死人があったのにトリエ鳥居をくぐると災いあり(神奈川 京都)
    死者の寝た後に座ると臆病になる(福井)
    祖先のまつりをしないと身寄りにさわりがある(長崎)
  (2)神の神聖に対する忌
    (1)火の神・かまど神
    カマドをなおすと兎唇の子が生まれる(愛媛)
    カマドに物をのせると罰があたる(香川)
    カマドに刃物をおいてはいけない(神奈川 兵庫)
    火をいたずらすると寝小便をする(千葉 東京)
    爪や髪を焼くものではない 狂人となる(東京 神奈川)
    柿の種をくべると 目がつぶれる(兵庫)
    水をまくと病気が絶えない(栃木)
    下駄を焚き付けにするものではない(広島)
    (2)水の神
    井戸に金物を入れるものではない(愛媛)
    井戸に金物を入れると目が悪くなる(山口)
    井戸に金物を入れると水神様が祟る(長崎)
    井戸に何かを落とすと気違いになる(徳島)
    井戸の上に物を置くものではない(京都)
    古井戸を埋めると家人にさわりがある(茨城)
    (3)厠神
    便所で倒れると死ぬ(北海道)
    便所で転ぶと三年たたぬうちに死ぬ(東京)
    便所で転ぶと身内に不幸がある(宮城)
    便所に落ちると出世しない(千葉)
    便所の中に痰をすると中気になる(山形)
    便所で新しい下駄をはくと割れる(愛媛)
    ほととぎすの初音を便所で聞くと不吉(宮崎)
    (4)山の神など
    山神の祭日に山仕事をすると事故が起き易い(山梨)
    山神の祭日に山に登るものではない(山梨)
    山神の祭日に山に行くと悪いことがある(岡山)
    坑内で口笛を吹くと山の神が怒るので事故が起きる(岩手)
    十五夜の月見に他家へ泊まると十三夜も泊まらねばならない(東京)
    男女連れ立って成田山に参拝すると死別する(埼玉)
    人の通る鴨居の上に神棚を造ると栄えない(神奈川)
    (5)正月神その他
    六月に掃除すると福の神を掃き出す(大分 長崎)
    六月にごみを掃き捨てると貧乏する(広島)
    六月にごみを掃き捨てると出費が多い(宮城)
    元旦は掃除するものではない(東京 岐阜 山口 熊本)
    三が日は箒を使うものではない(埼玉)
    元旦に風呂を沸かすと火事になる(埼玉)
    元旦に髪洗いや針を持ってはいけない(埼玉)
    正月中に障子を貼ると不幸になる(宮城)
    盆、彼岸には殺生してはいけない(愛知)
    盆に水泳に行くと死ぬ(愛媛)
  (3)朝・夜の忌
    朝食に汁をかけて食うものではない(山梨 静岡 石川 島根 愛媛 高知他)
    朝は言い争いをしてはいけない(愛知)
    着物を裁つのは午前中にすべきで午後からはいけない(山口)
    夜爪を切るものではない、親の死に目に会えぬ、世を詰める、
    福の神が逃げる(奈良 京都他全国70例がある)
    夜は新しい下駄、草履をおろすものではない(長崎)
    夕方、午後からワラ草履はいけない(長崎)
    新しい物は夜おろさない(埼玉 愛知)
    新しい下駄は上から履きおろしてはいけない(茨城 東北以西22例)
    塩は夕方、夜は持ち運んではならぬ(茨城 山梨 鹿児島)
    洗濯物を夜干しすると死神がつく(北海道)
    おしめを夜干しすると赤ん坊が夜泣きする(兵庫)
    夜口笛を吹くと蛇が出る(京都)
    夜口笛を吹くと盗人が入る(福岡 兵庫)
    ホウズキをならすと蛇が出る(福岡)
  (4)女性の忌
    妊婦が火事を見ると転ぶ、赤アザ、火焼け、コトヤケができる(全国12例)
    妊娠中兎肉を食べると兎唇の子が生まれる(山形 栃木 新潟 京都 愛媛 兵庫)
    妊娠中カマドを修繕すると兎唇の子が生まれる(島根 山口 愛媛 福岡)
    妊婦が葬式を見るとアザのある子を産む(岐阜 石川)
    妊婦は葬式に列するものではない(山形)
    妊婦はネズミのかじった穴をふさいではいけない(兵庫)
    妊婦は婚礼に出席してはならぬ(石川)
    妊婦は生き物をいじめると不具の子が生まれる(兵庫)
    産後の日(十二日)があけるまでは、サンビといって他家に出入りしてはいけない(高知)
    乳を壁にかけると乳が上がる(和歌山)
    空鍋を焚くと産が重い(静岡)
    米を洗う時、米を入れてから水を入れると難産するか馬鹿な子を生む(宮崎)
    女の体の悪い時、神仏に詣でると罰があたる(愛知)
    女が二人死んだ後に再婚するとその女は死ぬ(鹿児島)
    女が葱を踏むと子宮を病む(石川)
    女が炬の上に座ると炬のように目の多い子が生まれる(宮崎)
    女が砥石をまたぐと割れる(愛知)
    女が大工道具をまたぐとけがをする(富山)
    出掛ける間際に綻びを縫ったり、ボタンをつけるなど針を使うと外で怪我をしたり
    恥をかいたりする(全国11例)
    寒中に針を使うと火難にあう(神奈川)
    着物の背筋を縫う時糸を継がずに一糸で縫わぬと背をたつとて忌む(滋賀)
    着物の袷を縫い始めてからほどくものではない(長野)
    衿は二日で仕上げないと早死にする(福岡)
  (5)生命力の勝ち負けを忌む
    下記のような組み合わせの場合、相互の間にいわば生命力の勝ち負けが生じて
    一方が死ぬとか不幸になるという種類のもの。
    (1)同年齢
    同年齢の縁組(山形 岡山 愛媛)
    男女とも厄年の縁組はどちらかが厄負けする(島根)
    厄年の祝いに同じ厄年の者を招待しない(愛媛)
    同年者の葬式の鐘の音を聞くとーーー(福井)
    (2)同時出産
    一家で一年に二人産まれるとーーー(高知 徳島)
    一家内で二人がお産するとーーー(熊本)
    子と孫が同じ年内に生まれるとーーー(宮城)
    兄妹内で二人同年齢にお産をするとーーー(新潟)
    同年に同室者が二人お産をするとーーー(千葉)
    (3)双生子
    男女の双子ーーー(福島 神奈川 宮崎)
    双子には紐二本まで同じ物を与えぬとーーー(岐阜)
    乳をくれる時、自分と同じ性の子にはやらないーーー(埼玉)
    一家中の酉年生まれが二人そろうとーーー(岩手)
    双子のどちらかは早く死ぬーーー(熊本)
    (4)その他
    一年に二人嫁がせるとーーー(三重)
    嫁入り同士が出会うとーーー(滋賀)
    一家族中の男二人、女二人の兄弟姉妹ーーー(佐賀)
    子供と同年代の家畜を飼うとーーー(福岡 山梨 茨城 埼玉 千葉 佐賀)
    卯年の人が兎を飼うと、人が兎に負ける(京都)
    同年齢の動物同士ーーー(鹿児島)
    病人同士がそろって病院に行くとーーー(徳島)
    火を二人で吹き合うとーーー(栃木 福岡 和歌山)
  (6)禁忌動植物
   (1)動物
    生き物を殺すとよいめにあえぬ(北海道)
    家の中に入ってきた小鳥はとるものではない(埼玉)
    猫を殺すと祟られる(宮城 栃木 愛知 東京)
    蛇や猫を殺す時は半殺しにせず完全に殺すものだ(山形)
    死人を猫がまたぐと死人が起き上がる(熊本 福岡)
    死人を猫がまたぐと死人が生き帰る(香川)
    死人を猫がまたぐと死人が踊り出す(神奈川)
    蛇を指さすと指がくさる(愛媛 熊本)
    狐を殺すとたたる(滋賀)
   (2)植物
    いちぢくは植えるものではない(熊本)
    ビワは植えるものではない(福島 和歌山)
    椿の木を伐って地に立てると人を呪うことになる(島根)
    柚の木を植えるものではない。家人が死ぬ(神奈川)
    竹杖は親の死に目にあえぬ(兵庫)
    ホウズキやブドウを植えるものではない(宮城)
    柿の木から落ちると数年中に死ぬ(宮城)
    神山の木を新築家屋に使うと栄えない(宮崎)
  (7)農漁業の禁忌
    種を蒔く時、蒔き忘れたうねがあると不幸なことがある(福岡 滋賀 兵庫)
    麦蒔きのうねはずしはいけない(岩手 島根)
    田植えの時苗を束ねてあった輪の中に苗を植えると死ぬ(兵庫)
    稲苗が背を越すと死ぬ(山口)
    苗代にもち米の種を植えるものではない(千葉 島根)
    苗代にもち米の種を植えると四十九日餅になる(岡山)
    苗代ゃ畔に小豆を植えると四十九日の餅になる(宮城 福島)
    籾種蒔きにはチシゴを忌む(不明)
    ゴマとケシとニンニクを作ると悪い病気になる(山形 福島)
    茄子を二ヶ所に植えると人が死ぬ(静岡)
    土用にゴボウをまくと食べない人ができる(福島)
    同時に出漁の時に東西に別れて漁を出すのをいやがる(兵庫)
  (8)食制の忌
   (1)赤飯と茶漬
    赤飯をお茶漬にすると婚礼に雨が降る(岩手 宮城 福島 静岡 福井他12例)
    赤飯にお茶をかけて食うと死んだ時に雨が降る(愛知 京都 徳島)
    女の子が小豆御飯に湯をかけて食うと嫁入りに雨が降る(富山)
    赤飯に汁をかけて食うと雪が降る(群馬)
    赤飯にお茶や味噌汁をかけて食うと嫁に行く時大雪が降る(東京 埼玉 千葉)
    小豆飯に汁をかけて食うと耳が遠くなる(福岡)
   (2)餅
    生まれて三日目の子供のある家で餅を焼いて食うと子供がヤケドする(富山)
    新築の祝餅を焼いて食べると火事になる(東京 徳島)
    餅をついた日は焼いて食うものではない(愛媛)
    正月三が日は餅を食べない。食べるとオデキができる(埼玉)
    餅をつくのに下駄をはくものではない(茨城)
    餅をつくのに下駄をはくと、歯の生えた子が生まれる(静岡)
   (3)山芋とお茶
    山芋を食べた茶碗でお茶を飲むと中風になる(東京 千葉 神奈川 愛知)
    山芋を食べた茶碗でお湯を飲むと中気になる(北海道)
   (4)お茶
    おめでたにはお茶をきらう(神奈川)
    お茶で墨をすると別れを強いる(石川)
   (5)その他
    飯粒をこぼすと盲人になる(静岡 京都)
    猫がタコを食うと腰抜けになる(岩手)
    食後すぐ横になると牛になる(長野)
    小正月に小豆粥を吹いて食うと田植に風が吹く(群馬)
    帽子をかぶって飯を食うと母が死んでも涙を流さない(滋賀)
    白粥に塩を入れて炊くと目を病む(愛知)
    毎年梅干を漬けない者が、梅干を漬けると大厄がある(東京)
    夕飯に梅干を食うと目がうすくなる(富山)
    小川の漁の時梅干をきらう(神奈川)
    船乗りは四足をくえない(茨城)
    胡瓜を食べると家に不幸がある(千葉)
    めしすくいの裏を使うと縁起が悪い(熊本)
    大切な仕事をする人が朝食を欠かすと仕事に過ちがある(高知)
    豹尾神の方角から家畜を買っては死ぬ(宮崎)
    腫物のある時、コンニャクやコンブを食べると跡が残る(富山)
    食べ物は二人ではさむと縁起が悪い(東京)
    中の日に味噌を作ると葬式の時に使う(鹿児島)
  (9)方角の忌
    家相に吉凶あり、家相が悪いと病人や不幸がありたたる(滋賀他全国8例)
    回り荒神の方角に建築したり、汚い物を置くと病人絶えず(滋賀)
    建築は「三年ふさがり」または三日荒神の位置によってきまる(熊本)
    三方塞がりの方向の家の造作や修繕には必ず不幸が起る(愛媛)
    事業する時や建築には方角を見てもらう(静岡)
    結婚には方角を考える(静岡 愛知)
    門松はアキの方に送る(山梨 京都)
    神仏の置き場所が悪いと人が死ぬ(茨城)
    一東、三南、五西、七北=一のつく日は東へ行くと悪い(兵庫)
   (1)鬼門・裏鬼門
    鬼門に家を建てるといけない、主人が死ぬ、いじるものではない(全国17例)
    穢れた事をすると便所、玄関、風呂を建ててはいけない(全国12例)
    鬼門の方と縁組すると死ぬ(京都)
    鬼門(表と裏とも)に当たる木を伐るとたたられる(山梨)
    鬼門の方に移転は禁物(愛知)
   (2)北向き
    北枕に寝るものではない(全国24例)
    洗濯物を北向きに干すものではない(栃木 兵庫 愛媛)
    鉄瓶(北海道)、やかん、かまど(鹿児島)、かまどの口(高知)を北向きにしない事
    婚礼の時に箪笥や鏡台を北向きに置くものではない(福島)
    神仏は北向き(岐阜)、西向きを避ける(徳島)
    葱を北向きに植えると死人が出る(島根)
    鍋の耳は南北に向けておく(北海道)
    かまどの口は西に向けるものではない(宮城 福井 静岡)
    かまどの口は東か南に向ける(群馬)
    西枕に寝ると縁起が悪い(富山)
    家の西に出口を作ると栄えない(三重)
    家で東の棟を繕うと病人が絶えない(愛知)
    家の東に高い建物を建てると悪い(兵庫)
    風呂の焚口を東向きに作ると凶事がある(鹿児島)
    邸の東南に無花果を植えると凶(三重)
    泉の水は東から流し込むがよい(香川)
    東向きか南向きの家が病気にかからぬ(香川)
    大将軍の方位には建築しない(千葉 兵庫 熊本)
    裏井戸の家には悪事がたえない(愛知3例)
    熊王子の方面に旅行すれば禍あり(岡山)
    道が家に突き当たるような家は悪い(兵庫)
    三角屋敷は栄えない(静岡)
    午寅、未申の方角に出口を作ると盗難あり(東京2例)   
  (10)その他
    一夜餅づきはいけないから二日前くらいにつく(栃木6例)
    正月の一夜かざりはいけない(栃木 千葉 東京 神奈川)
    靴下をはいて寝ると親の死目にあえない(福島 千葉 東京 神奈川)
    寝ている人の前に、横に寝てはいけない(栃木)
    従兄弟同士の縁組は良い子ができないと嫌う(千葉 愛知 山口)
    血族結婚はいけない、片輪が出る(香川 大分)
    兄姉弟妹夫婦になるとどちらか死ぬ(愛媛)
    従兄妹と結婚すると気狂いができる(東京)
    人の回りをぐるぐる廻らない(高知)
    布団を頭からかぶると長生きしない(栃木)
    ザルをかぶると貰い物ができる(栃木)
    ザルをかぶると目にものもらいができる(埼玉)
    カマスからカマスに直接物を移してはいけない、三つかみ入れてから口移しする(岩手)
    枕を足で蹴ると頭が痛くなる(富山)
    頭の毛を人に踏まれると頭の病になる(茨城)
    灸を自分の十二支の時にすると身をやく(埼玉)
    生花を頭にさして、それが落ちるとお母さんが死ぬ(静岡)
    寒に頭髪を洗うと火事になる(愛知)
    棒をまたぐと目くぼができる(愛知)
    下水に熱い湯を流すとめくらの子が出来る(愛知)
    出掛けに爪を切ると災難に会う(熊本)
    朝勤めに出る時 喧嘩すると怪我をする(埼玉)
    髪、爪を焼くと貧乏になる(高知)
    保険に入ると死ぬ(宮城)
    財布は秋冬に買うものではない、枯れ落とす(愛知)
    親を睨めばカレイのように目が上につく(北海道)
    将棋をすると親の死に目に会えぬ(埼玉)
    片月見は悪い(栃木)
    薪を根からくべると商売の本がない(鹿児島)
    火事にあった人を宿泊させない(鹿児島)
    結婚式と新築祝いを同時にしてはいけない(宮崎)
    つもごりに風呂に入るとその年の病がぶり返す(愛媛)
    嫁入りの時 風呂を沸かすものではない(岐阜)
    里帰りに泊まるとよくない(茨城)
    婚礼式に寡婦が出席する事を嫌う(高知)
    産日の時は危険な所や山仕事等は絶対七日位は用心すべきである(高知)
    火箸を三丁火鉢につけると家内もめする(福島)
    新しい靴をおろす時 履いたままおろしてはいけない(栃木 静岡 北海道)
    草履を片方作って地震になったらその草履を履くな(宮城)
    縄のような長いものを焼くものではない(徳島)
    朝食を炊くに縄を燃やすとよくない(茨城)
    縄を燃やすと運が悪くなる(福島)
    みだりに写真をとると早死にする(三重)
    写真を破ると縁起が悪い(兵庫)
    家の中で口笛を吹くと福の神が逃げる(岩手)
    口笛を吹くと風がおこる(愛媛)
    トンネルの中で口笛を吹くと落盤する(福岡)
    櫛を拾うと夫婦別れの事がある(大分)
    扇子を拾いば吉事あり 櫛を拾えば凶事あり(奈良)
    帯を着物にして着ると寿命が短くなる(秋田)
    帯を布団にすると永患いをする(東京)
    寝る時 枕元に衣服を置くと永患いをする(東京)
    次男以下の者に一や太等の最初を表す字をつけると長男が不幸になる(福岡)
    たらいを外に置く事はよくない(熊本)
    杭の上に刃物を置くと病人が絶えない(長崎)
    一枚の洋服を二人で縫うな(山形)
    家より出る時、家を掃き出さない(山形)
    新しい風呂に入ると中気になる(兵庫)
    節分の豆を踏むとできものができる(愛媛)
   (1)住居ーーー方角以外のもの
    藏の二階を寝室にしているとよくない(香川他12例)
    本家の前に大きな納屋や他の家があると福の神が入らない(徳島)
    平屋に二階を付けると病人がでるか破産する(神奈川)
    平屋の前又は上へ家を出すと本家がさびれる(埼玉)
    逆柱のある家に住めば繁栄しない(兵庫)
    土間に杭を打つとイグチの子が生まれる(山口)
    奥の間を継げば喧嘩が絶えない(岡山)
    藁葺の家の上だけ壊して瓦葺としない(長崎)
    畳のへりの十の字はいけない(熊本)
    同じ畳数の部屋のある家は不幸がある(宮城)
    人が死んで三年以内に家を建てるとよくない(富山)
    家の上置をくずして広めると家長が死ぬ(長崎)
    二月荒天に向かって家を建てないこと(熊本)
   (2)土地に関するもの
    墓地の跡に家を建てると 病気が絶えない(福島 長崎)
    神社の上に家を建てると その家は繁盛しない(佐賀)
    汽車死のあった位置では年忌がくると又死人がある(千葉)
    自殺者の地は人を呼び、またその場所で自殺者が出る(鹿児島)
    宮山の木を切ると病気になる(高知)
    神社の山林を買うのを嫌う(静岡)
   (3)箒に関するもの
    死んだ時 箒を死人の枕元に立てる(徳島)
    箒を玄関に立てると嫌な人が立ち寄らない(愛媛)
    長居の客を追い出すには箒を立てて風呂敷をかぶせる(愛知)
    長尻の客には箒を立てる(山口)



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